南、東側にあるもの(口を開いている阿吽の阿)が雄
北、西にあるもの(口を閉じている阿吽の吽)が雌
だと理解しています。 実はこの話、数年前に元会員の方がネットで調査しました。 結果は鯱も含め、仁王像、狛犬など に見られるように口をあいたものと閉じたものが一対になっており、「阿吽」を表しているというのは共通しているのですが、雌雄になるとその区別をしていない、松本城の見解とは逆など統一性がなく、よくわからない...というより雌雄とい う概念が元からあったものではなく後からのものなので、ばらばらになったのではないかと思われます。
参考サイト
http://blog.goo.ne.jp/jr5eek/e/5fd4ff721ade66741303454ff790ed2a http://blog.goo.ne.jp/sanzaemon01/e/5c67c1068e36b4a317d142661a7626e8
鯱瓦の雄と雌の区別について教えてください 関 2009/6/23
The east and the south are for males, and west and north for females. The reason is that the males are directed towards the warmth and light, while ~ テキスト(P10)
辞書によるとdirected toward(注意、努力を向ける)とあり toward は「~の方向へ」と方角を示す語 です。 「the warmth and light」は朝太陽が昇り暖かさと光を供給してくれる東の方向を説明していると思 います。 説明文に" face" と記述されていないので私の解釈が間違っているかもしれませんが、東の方向に向 かっていいる「西側にある鯱瓦」が雄では無いでしょうか。 大勢の方々(ガイド)に尋ねましたら西側は雌だと異 口同音におっしゃいます。 もちろんこの件については、城によって解釈が異なることは知っていますが、松本城 の乾小天守のそれの説明時に、戸惑いを感じています。
鯱(しゃち)とは、シャチが水を吹き上げるところから想像された海獣で、姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向 き、背中には幾重もの鋭いとげを持っていて逆立ち状態で取り付けられており建物が火災時に口から水を噴き 出し火を消すと言う守り神とされ織田信長が安土城創建の際、天主の装飾に取り入りたのが始まりで以後天主 大棟の両端に雄雌の鯱を揚げるようになった。 鐘馗(しょうき)さんと名城めぐり&好古揮毫石碑紀行より
鯱(しゃち)とは、姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像 上の動物。 それを模した主に屋根に使われる装飾・役瓦の一種。 一字で鯱(しゃちほこ)・鯱鉾とも書かれる。 江 戸時代の百科事典『和漢三才図会』では魚虎(しゃちほこ)と表記されている[1]。 大棟の両端に取り付け、鬼瓦同様守り神とされた。 建物が火事の際には水を噴き出して火を消すという(鴟尾 の項目も参照)。 本来は、寺院堂塔内にある厨子等を飾っていたものを織田信長が安土城天主の装飾に取り入 り使用したことで普及したといわれている[2]。 現在でも陶器製やセメント製のものなどが一般の住宅や寺院な どで使用されることがある。 瓦・木・石・金属などで作られる。 城の天守や主要な櫓や櫓門などにはよく、陶器製(鯱瓦)のものや、銅板張木 造のものが上げられる。城郭建築に用いられている銅板張木造鯱のもので最大の現存例は松江城天守 (2.08m)のものといわれている[3]。 青銅製(鋳造)のものでは、高知城天守のものがある。 ウィキペディアより